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| <DDTセカンドアルバム『WARMTH』リリースインタビュー> |
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−まず、メンバー構成のほうお聞きしたいのですが。
城三(以下J):僕がDDTのギター/ヴォーカルの城三で、ベース/コーラスのチューと
ドラム/コーラスの516(コーイチロー)の三人ですね。
−ドラムの名前は数字なんですか?
J:そうなんですよ。561で“コーイチロー”って読むんです。どうしても
その名前が良いみたいです(笑)。
−なるほど(笑)。
J:名前もそうですが、今日はいないですけど多分この場にいたら自分はドラム/コーラスではなくて、ドラム/ヴォーカルって言い張りますね(笑)。
−11月10日にリリースしたセカンドニューアルバム『WARMTH』についてお聞きする前に、DDTについて少し聞いてきたいと思うのですが、DDT結成の経緯は?
J:元々、高校の同級生で516と俺はバンドをやっていて、チューはやっていなかったんですけどね。高校を卒業して真剣にバンドやってみようかってなった時にチューではない別のベースが入って2年くらいやったんですけど、そいつも抜けちゃって。それで、現ベースのチューが入ったんです。学生時代から友達だったんでやり易かったですけどね。
−学生時代からバンドネームはDDTだった?
J:そうですね。最初からDDTでしたね、変えてないんですよ。変えれば良かったなって今になって思います(笑)。
−あまり気に入ってないんですか?
J:そうですね…短い!それにイメージされ易い名前なんですよ。
−覚えやすくて良いじゃないですか。
J:連想されるイメージがやっぱりプロレスなんですよね。
−元々のDDTというバンドネームの由来は何だったんですか?
J:やっぱりプロレス技から来てるんですけど…最初にセブンスターという名前にしようって言ってたんですけど、何故かTVを見ていて橋本(プロレスラー)がDDTをしていて。「今、決まったね!」みたいなノリで決めてしまって(笑)。
−勢いだけ(笑)?
J:そうなんですよ。また、何でセブンスターだったのかも良く分からないんですけどね(笑)。
−他には何か候補はあったんですか?
J:いくつかあったんですけど忘れましたね。
−メンバーそれぞれ音楽を始める切欠ってなんでした?
J:自分はJ-POPに影響を受けて始めましたね。ユニコーンとかですかね。
−好きな海外のアーティストっています?
J:パンクオーラマっていうランシドとかが入っているコンピレーションCDがあって、90年代の西海岸系の音楽。スノーボードとかサーフィンとかのビデオで流れているような曲ですよね。それを見て「なんだコレ!すごい良いな!」と思って始めたんですよ。
−音楽って、やる人とやらない人でしっかりと分かれるじゃないですか。バンドやろうと思った決め手になった出来事なんだったんですか?
J:最初は何となくでしたね。
関係者(以下K):モテたいでしょ(笑)。
J:モテたいっていうのは、音楽をやっているからとかじゃないですからね。いつもですから(笑)。
−(笑)。
J:文化祭とかあるじゃないですか、ああいうところで演奏してみんなが盛り上がっていると、「俺はこれが向いている!」みたいな勘違いが生まれてくるんですよ(笑)。
−そうなんですか(笑)。
J:勘違いから始まるんですね、バンド活動というのは(笑)。やり続けている理由はそこにあるのかもしれないです。
−周りにそういうバンドをやれる環境があったとか?
J:そういう環境はなくてやり始めましたから。
−学校でバンド活動をするってカッコ悪いみたいな風潮が当時流れてませんでした?
J:そうですね。最近はだんだんとなくなってきたみたいですけど。
−DDTの一つの転機が、フジテレビ/BSフジ系インターネット連動音楽番組【ブレイクゲート】への出演だと思いますが。
J:“JUNGLE LIFE”っていうフリーペーパーがあるんですけど、そこが推薦してくれて。どんどん勝ち進んで殿堂入りしてしまったみたいな。嬉しかったですけどね(笑)。
−現在のレーベル“イレブンサーティーエイト”に入る経緯って何だったんですか?
K:フジテレビの話はDDTがイレブンサーティーエイトに入る前の話で“JUNGLE LIFE”さんにDDTを紹介して頂いたんですよ。
−2003年5月5日にファーストアルバム『民の声 無数の光』がリリースされるわけですけど、DDTにとって初めて作品ということで想いが強いものになったんじゃないですか?
J:そうですね。それまで自主で作っていたので、今までやってきた活動の集大成みたいな作品だったから、色んな要素が入ってしまっているんですよ。
−今、作品を振り返ってみてどうですか?
J:前奏が長い。
−(笑)。
J:やりたい様にみんながやり過ぎていたんですね。それは必要だと思うんですけど。削るってことを知らなかったですね。
−その後、年間3〜4本のロングツアーを行うわけですが、バンドとしてはかなり成長できた時間だったのではないですか?
J:人間的には成長してないんですけど(笑)、バンドとしてはすごく成長しましたね。毎回、毎回初ライヴ的な気持ちで望めるから、同じライヴハウスに行っても知らないお客さんがいるっていう。東京でライヴをやると必ず知ってる人が来るので、どこか安心してしまっているというか。その点、ツアーに行くと毎回「よしっ!」って気持ちでライヴに望めるんです。そういうモチベーションを年間通して持てたことが、成長できた一番のポイントかな。
−2004年は一年間ライヴ三昧?
J:そうですね。今年は嫌ですね(笑)、もうちょっとゆっくりやりたいです。
K:まだ、ツアーの途中でしょ(笑)。これから後半戦だよ!
J:そうですね(笑)。
−今回のニューアルバム『WARMTH』を引っ提げてのツアーも各地を回るんですよね?
J:前半戦は東京より上の地域を回っていて、後半戦は下のほうの地域を回ろうかなと。
−沖縄公演とかは?
J:いかないですね。
−イベント以外では、あまり沖縄でライヴをやるっていうのは聞かないかもしれないですね。
J:そうですね。沖縄からはたくさんアーティストが出てきているから、意外と盛り上がりそうなイメージはありますけど、そうでもなさそうなんですよね。
−日本の音楽シーンにはない沖縄独自の音楽シーンみたいなものがあるんですかね?
J:そうかもしれませんね。
−また、ツアー、ライヴイベントの出演の他にもDDTが企画する自主イベント【垂直落下式DDT】を行っていますね。
J:そうですね。お祭りです!STOMRIN’BIRD、G-FREAK FACTORYとか自分たちの好きなバンドを呼んで開催してます。
−呼ばれるライヴと自分たちが呼ぶライヴと何が違いますか?
J:それはもう責任感しかないでしょう!気持ちは変わらないですね。自分たちで企画してやっても挑戦してやろうと常に思ってます…といってもどこかで生温かったりすることもあるんですけどね(笑)。
−自分たちで企画するから何か面白いことも出来るんじゃないですか?
J:いつもノンジャンルでやり過ぎてて、メンバー一人、一人好きな音楽が違うから、それは仕方のないことだとは思うんですけど。
−今までたくさんのアーティストと対バンをしてきて、そこから得るものってたくさんあったと思うのですが、音楽的なもので吸収できたものってありました?
J:音楽的なものはないですけど、勢い、ノリ、ライヴのもっていき方みたいなのはありますね。
−DDTが結成され、ライヴを重ねていく中でこんなものを音楽を通して伝えていきたいと思うようになっていきましたか?
J:伝えていきたいということは特にないですね。普通のことを少し変えて歌っているだけのことで、「聴いてくれ!」みたいな感じですね。自分の本当の等身大を出したいって感じです。
−詞の内容に関してですか?
J:そうですね。むしろそれで良いなみたいな。俺は“青春”というのは、そんなに熱いものじゃないと思うし。
−もっと普遍的なものだと。
J:そうですね。たまに熱いときはあると思うけど、“青春”は年中熱いわけではないじゃないですか。そういうのを自然に音に出したいんですよ。
−結成してライヴを重ね2004年11月10日にセカンドニューアルバム『WARMTH』をリリースしたわけですが、アルバムのタイトルにはどういった意味が込められているのですか?
J:“WARMTH”の意味が温かくて、激しいみたいなことで。横文字だしカッコイイかなと(笑)。軽々しいですかね?
−全然(笑)。ファーストアルバムのタイトル『民の声 無数の光』は、何かを予感させるメッセージ性のあるタイトルでしたよね。あれは詞からとったんですか?
J:そうですね。
−今回の『WARMTH』ですが、コンセプトみたいなものはあるんですか?
J:今回はメタルであったり、比較的濃いモノを取り入れたくて。
−作詞、作曲に関してですが、一貫して城三さんが手掛けていますが作品を作るに当たってどんなものにインスピレーションを受けたりしますか?
J:実体験が多いですね。昔は実体験ではなく架空の詞を作ってみたいなという思いがあったのですが最近はなかなか。でも、そういう作品にも挑戦したいですね。
−詞と曲はどちらが先行して出来上がってきます?
J:曲ですね。洋楽ばかり聴いているのでメロディが先行します。歌詞は勝手に想像して聴いているんですよ。歌詞の内容が合っているときと間違っているときがあるんですけど、大体合ってますね(笑)。
−その感覚は凄いですね。
J:そういう感覚を大事にしたいです。だから、詞を先に書いたことがないんですよ。
−DDTの楽曲は日本語詞がほとんどを占めますが、日本語にはこだわりを持っている?
J:英語も良いですよね(笑)。
−でも、日本語詞の作品がDDTの良さというか、スタイルだと感じたんですが?
J:普遍的な歌詞を常にやりたいなと思っているんで、英語詞だと伝わらない部分が出てきてしまうことがあるんですよ。
−DDTの楽曲って全体的にポジティブな曲が多いですが、ネガティブな心境のときに曲が出来ることもあります?
J:ありますね。ネガティブなときにすごくポジティブな曲が出来るときもありますし、逆に明るいときにネガティブな曲が出来るときもあります。
−どういう状況のときに曲が生まれます?
J:自転車に乗っているときですかね。あと、歩いているときですか。ジッとしているときは出てこないです。
−今作『WARMTH』は全12曲が収録されていますが、こんなところに注目して聴いてほしいというのはあります?
J:一通り流して聴いてみたときに何か引っかかるフックみたいな曲があれば良いなと思って…「WIND BREAKER」っていう曲なんですけどね。ちょっと後向きな曲も良いかなと。
−全12曲の中でとくに思い入れの強い曲になった?
J:そうですね。分かりやすい失恋ソングなんですけど。
−5曲目の「二人乗り」を聴いて感じたんですが、とても普遍的な作品でありながらどこかコミカルでPOPな印象を受けたのですが。
J:あの作品はそうですね。心境的にはとても腹が立っているときに出来た曲で(笑)。
−個人的にはPVにしたら最高じゃないかなと思ったんですが。
J:それはすごい言ってたんですけど、叶わなかったんですよ。
−9曲目の「Isn’t She Lovely(cover of STEVIE WONDER)」ですが、これはスティービー・ワンダーのカヴァーですよね?
J:僕、大好きなんですよスティービー・ワンダー。
−スティービー・ワンダーは色々と名曲がありますが、DDTのスタイルにピッタリはまっているように感じます。
J:ありがとうございます。
−今作は1曲目からラストまで一貫して疾走していくイメージですが、曲順にはこだわりました?
J:こだわりましたね。自分たちにしか分からないこだわりだとは思うんですが(笑)。流れとして1つにまとめたかったんですよね。
−作品が完成したときの率直な感想ってどんなものでした?
J:今回すごく嬉しかったですね。ファーストアルバムのときよりも充実感がありましたね。ファーストのときはプロデューサーもいて、これで良いのかなと思いながらやってたんです。自分たちで納得する前に出来上がってしまっていたんですよ。今回は自分で納得のいくまでやって、自分でOKを出しながらやっていたんで充実した作品作りができましたね。
−今回のセカンドアルバムでDDTのスタイルを再確認できたわけですね。
J:本当にそうですね。
−そして、ラスト12曲目「証(AKASHI version)」ですが、疾走してきアルバム全体の流れが一気にスピードを揺るめる形の作品ですよね。この作品がDDTの本音みたいなところ
ってあります?
J:この曲はファーストアルバムに収録されていて、それをアコースティックバージョンに変えてたんです。今までずっとやっていて、友達のバンド仲間がアコースティックバージョンにしたものを持ってきたんですよ。それが本当に良くて、「これ俺らの曲だったっけ!?」みたいな(笑)。それでこの曲をやってみようということで、アコースティックバージョンにしてくれた彼を呼んでギター&コーラスで参加してもらって、一発録りでやったんです。
−セカンドアルバムをリリースして、早くも次の展開とかが見えてたりするんじゃないですか?
J:次のリリースはすごい先だと思います。今は出す気がまったくないんです。今はセカンドアルバムに収録されている曲を全曲ライヴでしっかり出来るようになってから、次の展開を考えたいと思います。考えていないわけではないんですがかなり先です。
−今回、セカンドアルバム『WARMTH』ですが、DDTにとってどういった作品になりました?
J:歌に重点がいったと思うんです。演奏よりはどんどん歌うことに比重が変わってきて、歌うということの喜びを感じることが出来るようになりましたね。
−ライヴについても少し聞いていこうと思うのですが、セカンドアルバム『WARMTH』リリースツアーが始まっているわけですが、前半戦は各地を回ってみてどうでした?
J:みんな温かかったです。秋田とかも2マンだったんですけど、すごいお客さんいたし。すごく楽しかったですね、得るものがいっぱいありました。新潟とかも地震の影響が響いているかなと思ったんですが全然そんなことはなくて、俺らもがんばらないとなって思いました。
−地震という災害で辛い状況に立たされている人たちも多々いる中で、ライヴを見に来てくれる人がいるというのはとても嬉しいことですよね。
J:そうですね。そういうライヴを体験することが出来て非常に良かったと思います。
−前半戦で特に印象に残っているライヴとかってあります?
J:新潟はそういう状況の中でのライヴだったので特に印象に残ってますね。
K:水戸がすごい盛り上がってたらしいですよ。
J:盛り上がってましたね。ライヴイベントだったんですが、そこに俺らがポンッと入ってものすごい浮いてましたけどね(笑)。でも、上がりました。
−ツアー中の面白いネタ話とかあります?
J:たくさんあったんですけどね。忘れました(笑)。バカバカしいことしかないんですよ。
−車で回ってるんですよね?
J:そうですね。ベースが一番運転しますね、酒飲まないんで(笑)。
−これからツアー後半戦に入っていくわけですが、ライヴで心掛けていることってあります?
J:例えば九州とかだとすごい時間をかけて行って、30分くらいのライヴなわけじゃないですか。この30分で俺らの全てが決まるのかと思うと、心掛けているのは“本気で伝える”
ということですよね。
−ツアー前半戦の反省、後半戦への豊富みたいなものはあります?
J:前半戦は物販のお金を使いすぎて後半の生活がキツかったですね。飲みすぎました(笑)。
−それではDDTにとって音楽とは何ですか?
J:私生活って感じですかね。
−生活の一部ということですか?
J:生活の一部と言う答えは普通なんで…。“ご飯”と一緒ですかね(笑)。
−(笑)。要は生活の一部と。
J:そうですね(笑)。
−今後のDDTの動向は?
J:ゆっくり…。
−ゆっくり休むんですか?
J:休むことはないですけど、ゆっくりライヴをやっていきたいですね。
−挑戦してみたいものはあります?
J:ワンマンをやりたですね。
−ワンマンはまだやったことがない?
J:まだですね。年末あたりにやりたいですね。
−音楽以外で挑戦したいことは?
J:特許取りたいですね!
−特許ですか?
J:吸い終わって少し吸える部分が残ったタバコがあるじゃないですか、それを集めてタバコをリサイクルして売ろうかなと(笑)。
K:それってゴールンデンバット(タバコの銘柄)とかじゃなくて?
J:ゴールデンバットは作る過程でダメになったやつじゃないですか。俺が言ってるのは吸った後のタバコですね。吸った後のタバコを回収して、タバコを作り直して50円くらいで売ろうかなと(笑)。絶対に買う人がいると思うんですけどね。
K:特許じゃなくて、完全に商売にしようとしてるよね(笑)。
−(笑)。それでは、最後にCMJ JAPAN onlineの読者の方々にメッセージをお願いします。
J:セカンドアルバム『WARMTH』は絶対に分かってもらえる部分があると思うので、とにかく聴いてもらいたです。あとツアーに来てくれると嬉しいのと、3月のファイナルのときは面白いことをやるんで!最後にツアー中、お金が無くなったら家に泊めて下さい(笑)。
−本日は有難うございました。
J:有難うございます。
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| (Interviewer:榎本 岳史) |
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| <DDT"WARMTH"レコ発ツアー> |
02/16(水) 大阪Jet's w/トライフォース...etc
02/18(金) 京都次元屋
02/19(土) 岐阜・大垣芋館
02/20(日) 山梨KAZOO HALL w/SKUNK,ALL FREE,OFFICE×MAN,SPIRIT,FUNKY JUNKY
TRIP 02/25(金) 府中FLIGHT
02/26(土) 湘南・善行Z w/前座...etc
02/28(月) 横須賀Pumpkin 03/01(火) 本八幡route14
03/04(金) 下北沢Shelter*DDT"WARMTH"レコ発ツアーファイナル* w/ハンサム兄弟,ala |
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